Fashion&Beauty

>> Fashion&Beauty : Home

  • Posted on
    2009.10.10
  • posted by kenshin.

032c






かつて、、1961年から1989年の間に東ドイツ(含東ベルリン)と西ベルリンを隔てる、東ドイツ政府が建設したベルリンの壁が存在していた。
そして、世界を揺るがした時代の閉幕と同時に新たな世界の幕を開くかの様に 1989年11月9日に突如として東ドイツ政府が、東ドイツ市民に対して事実上の旅行自由化(実際には旅行許可書発行の大幅な規制緩和)を発表した事によって、実質的に意味を持たなくなったベルリンの壁が、東西通行の自由に歓喜した東西ベルリン市民(東ベルリンと西ベルリン)によって、ハンマー、建設機械その他によって永きにわたって隔てられていた壁が粉砕された。
そんな激動な歴史に揺るがされながら、、、
そのまだドイツが東西に分かれていた頃の建物の中に、無機質で無駄を削ぎ落としたような空間のギャラリーを併設したスペースでこの032c workshop のオフィスが存在していた。
今や最もファッション&カルチャー誌の中で孤高でクオリテイーの高い雑誌を生み出している。










032c magazineは、コンテンポラリーなカルチャー雑誌で、ファッション、アート、そして政治に関する特集を組んでおり、年に一度しか発行されない雑誌であると同時に彼らは、世界の中でも有数のクリエイター達と
『既に存在する歴史あるものの中に新しいものを追い求め、また新しきものの中に古き良きものを見つけ出す。』
という一つの普遍的なテーマに沿って、常に雑誌を作り出している。 そして、今では世界中のセレクトの本屋、ファション・ブティックなどに広く販売され、ロンドンのデザイン・ミュージアムや、パリのColette、東京ではかつて中目黒にあったGAS SHOP、ロンドンにかつてあったパイナル・アイや三回目のベルリン・ビエンナーレなど世界中に広がっている。
更に032c workshopでは書物やリサーチ、デザインなどをてがけるベルリンのクリエイティブ・コンサルタント・エイジェンシーでもあり。
概念的な行程からオペレーション的なことまで幅広くこなし、時には自分達がイニシアティブをとってデザインや文化的な要素を含む仕事をしたり、そのプロジェクトマネジメントをおこなったりもしている。
まさに,このベルリンでしか生み出されないクリエーションは断固たるアイデンテイテイーとフィロソフィーを持った孤高のmagazineとして奥の深いビジュアルに多大なる影響と反映を感じさせられずにはいられない。 クリエイテイビテイとはやはり様々な困難を乗り越え歴史を積み重ねる事によって形として現れるのだろう。
現在の経済状況に負けず時代に名を刻む雑誌であってほしいと切に願う。







reference
www.032c.com
atmosphere
wikipedia



text by HM

top