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  • Posted on
    2008.12.24
  • posted by kenshin.

BEAUTIFUL HAIRCUT SCENE IN MOVIE

なかなか映画の中で女性が髪の毛を切るシーンで美しく描かれているものは本当に少なく、往々にして泣きながらの断髪や血気あがった主人公が自分で髪の毛を切り落とすシーンは多いもの。もちろん映画の中のお話ですが、自分の意志やいろいろな事情などで女性が髪の毛を切ることに直面する、そんな本当に美しくセレモニー的な美しい瞬間を集めてみました。
髪の毛を切るという行為 集めてみると、たかが髪の毛、されど髪の毛 髪の毛を切る行為自体が、シンボル的で意味が深い印象があるようです。

「KALIFORNIA」  カリフォルニア(邦題) 1993年アメリカ  監督 DOMINIC SENA 出演 BRAD PITT,JULIETTE LEWIS, DAVID DUCHOVNY,MICHELLE FORBES
連続殺人を研究している若者が恋人とカリフォルニアを目指し、向かう途中で本物の殺人犯を便乗してしまい事件に巻き込まれるロードムービー

何気ないシーンであるがミッシェル ホーブスが安いモーテルの片隅でジュリエット ルイスの髪の毛をトリムするシーン、ジュリエット ルイスのヘアスタイルががすばらしくかわいいのとミッシェルがタバコをくわえながら(かっこいい!!)、髪の毛を切るのがとても印象的。

「37°2 le matin」 BETTY BLUE(邦題)1986年 フランス  監督JEAN JACQUES BEINEIX  出演 BEATRICE DALLE, JEAN HUGUES ANGLADE
情熱的な若い女ベティ・ブルーと作家を目ざす青年の激しい愛を描くストーリー。

正気を失ったBETTYが自らの髪の毛を断髪してしまい、JEAN扮するZORGが彼女の髪の毛を家の片隅で言葉少なくも愛を持って切り直していくシーン。カメラワークや表情、ムード等が本当にすばらしく表現されていて 見ていて胸を締め付けられながらもなんとも愛にあふれた名シーン。本当に切なくすばらしい。

「NATIONAL VELVET」緑色の天使(邦題)1945年アメリカ 監督 CLARENCE BROWN 出演 ELIZABETH TAYLOR ,MICKEY ROONEY, DONALD CRISP
1920年。イギリスの片田舎で肉屋を営んでいるブラウン(ドナルド・クリスプ)家の娘ヴェルヴェット(エリザベス・テイラー)は何よりも馬が好きで、どうにかして自分が1匹飼えるような身分になりたいと願っていたひょんな事から騎馬レースに出場することになる。名作クラッシック。

エリザベス・テイラーが男の子に扮して騎馬レースに出場せねばならなくてはいけなくなるその時に髪の毛をミッキールーニーが彼女の髪をバッサリと切り落とすシーン。 あのエリザベス・テイラーの若き日の瑞々しいエナージーが力いっぱい画面にあふれていて髪の毛にはさみが入るたびに騎手としての決意が溢れで来る美しいヘアーカットシーン
なにげに髪の毛、相当切ってます!
エリザベス・テイラーって本当に美しいのですね。

「La fille Sur le pont」橋の上の娘(邦題)1999年フランス 監督 PATRICE LECONTE  出演 VANESSA PARADIS , DANIEL AUTEUIL
橋の上で出会った美女とナイフ投げの曲芸師の愛を描いたラヴ・ロマンス

ヴァネッサのイメージを変えようと訪れた先のモナコのヘアーサロンでベリーショートにメイクオーバーして行くシーン、切り落とされる髪の毛、ヴァネッサ パラディー の表情、本当にかわいく、官能的になっていく主人公が描かれています。 ヴァネッサ パラディー って本当にベリーショート似合います。素敵なメイクオーバー。

「ELIZABETH」 1998年イギリス 監督 SHEKHAR KAPUR 出演 CATE BLANCHETT
エリザベス1世の半生を描く ストーリー この映画でCATEが当たり役になったのは違いない。

涙を流しながらエリザベス(CATE BLANCHETT)の髪の毛を切る侍女、ハラハラと落ちる髪の毛 カメラワーク、CATEの演技はすばらしく、髪の毛を切られる事で決意に満ちあふれもう引き返せない道を歩もうとする彼女の心情や運命をうまく表現している。『カット、私は処女になったわ、、、』絶対君主であり処女王となっていく、決意みなぎる運命に翻弄されて行く儀式としての美しいヘアカットシーン

「Roman Holiday」ローマの休日(邦題)1953年アメリカ 監督WILLIAM WYLER 出演 AUDREY HEPBURN, GREGORY PECK
偽りの花園」「黄昏(1951)」のウィリアム・ワイラーがローマに出向いて製作監督した1953年作品で、王女と新聞記者の恋愛を描くコメディ。

これは説明不要なぐらいの 有名な作品。王女役のヘップバーンがばっさりと髪の毛を切るシーン。自分の意志ながらばっさりと髪を切り終えた瞬間、彼女は鏡を直視できないぐらいの戸惑いを見せる。はさみが入るたびになんとも美しい表情が溢れ出る。揺れる心、満ちあふれる美しさ。
最初は遠慮がちながらも髪の毛を切るヘアスタイリストも自信にあふれだんだんバシバシ髪の毛を切って行く。
いやあ 本当に 言葉に表すのが陳腐とも思える、この名シーン
本当に本当にすばらしいです。 美しい。

髪の毛切ってみてもいいかなあとおもえる映画の中のシーンですね。

TEXT: KESO

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