Fashion&Beauty

>> Fashion&Beauty : Home

  • Posted on
    2009.12.02
  • posted by kenshin.

PAPER FASHION ~新素材への可能性~





今年、ベルギーのアントワープ州立モード美術館でpaper fashion展が行われていました。
展覧会では研究や衣類と現代ファッションの歴史の中で紙の未知の使用を理解し、1960年から現代に至るまでの「Paperfashion」が展示され、数多くの有名ブランドも参加しています。近年ファッション業界では、ペーパーを素材を使ったデザインが増えて、きていて、紙という素材は今まさに注目されている素材だといえます。

素材は全て紙で構成された、ドレスのコレクションで世界に衝撃を与えたファッションデザイナーjum nakao「日系三世」彼の活動はファッションにとどまらず、アート、アニメーションと多彩で、デザインの一つ一つが繊細でいて、とても遊び心に満ちている。
ブラジルのサンパウロファッションウィークで2004年に発表されたコレクション。繊細なレースのパターンや、唐草模様はレーザーカットによって表現されていて、紙のドレスを着て歩くモデルたちは無表情でいてとても不思議な雰囲気、工作の人形かの様な。コレクションのフィナーレでは、ずらりとならんだモデルたちが、ビリビリと自分が着ているドレスを破り、全員が黒いタイツ姿になった。 
19世紀の衣装に着想を得て植物紙で作ったドレスによるコレクションは、劇的な終幕で終える。
今世紀を代表するショーの一つと評価されています。

新しい技術や斬新なデザインが出てくることで、よりファッションを楽しむものに・・・よりデザインの自由に・・・そう感じてなりません。バイオテクノロジーの発達により再生可能な新素材として期待され新素材により今後の展開にも楽しみです。
紙を素材して扱うことによりファッション業界にも、リサイクルを!!というムーブメントがきているのでしょう。
新しい素材やjum nakaoのようなメッセージ性の強いデザイナーたちが、繰り広げられるデザインの幅はこれからも、衣服を着る私たちにダイレクトに関係し、デジタルテクノロジーが発達され紙という素材を使ったデザインは、いままでにないぐらい繊細で高密なデザインになりました。時代が進み技術が発達し、様々な形でデザインされた物が、文化や歴史、その時代、時代のトレンドを作っていくのでしょう。











jum nakao

サンパウロ・コレクションで紙の衣服を披露し絶賛された日系3世の1966年サンパウロ生まれ、同地在住の日系3世のファッション・デザイナー。東洋的な流動的非物資的な美学によって、90年代後半からブラジル国内での評価を得て、2004年にはナイキがスペシャルラインの制作を依頼するなど、世界的注目を浴びている。



Text by J





top