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  • Posted on
    2010.04.08
  • posted by kenshin.

外国人土地法 〜日本の国土が日本でなくなるとき〜




例えば地球に住む我々人類は、現在、深刻な水不足に悩まされています。その最も大きな原因は、世界的人口の増大と経済発展による水使用量の急増です。しかも、身近にあって容易に利用できる河川や湖沼などの地表水(淡水)は地球上に存在する水のわずか約0・01%、水量にして約10万立方キロメートルに過ぎず、この水を利用して、全人類が生活を営んでいます、その水を巡る争奪戦は見えないうちに始まっているといわれています。同じく、レアメタルの争奪戦や食料問題に関しても同じように争奪戦が行われているといいます。

現在、多様化、複雑化した現代社会で情報など開示されているにもかかわらず関心を持たないときづかない事も多いような気がします
その中の一つが我が国、日本の領土や土地に関しての問題です。

日本はいわずと知れた 山や川など自然の資源など豊かであり水不足に悩む世界に比べると水源等の元脈にあたる山林などは豊富にあります。

そのような山間部や山々が連なる土地等は農耕に適した平地等無いのか?というとそういう訳でもなく土壌も豊かであり、なぜ食料資源の60%が輸入に頼っているのか?という疑問すら浮かんできます。
そこには過疎化、農地の法律、農業システムの根本的な問題や政府の農業政策や土地政策等問題が山積みなのは容易に理解ができるのですが、しかしながらこれらの問題はその土地が日本人のものという前提であり、そこには日本のものという事があらかじめお約束されていて日本の問題として横たわっているという認識の基で考えていた私の頭にはふと一つの疑問が生じました。

例えば、レアメタルが埋まっている土地や水の水源になる山林、食べ物を作る農地などって日本人以外が所有する事って可能なのか?ってことです。

調べてみれば驚愕の事実が浮かび上がりました。
なんとアジア圏で外国人がほぼ条件が無くフリーで土地が買える国は日本しかないのです。他の国々はほぼ、その国が定めた外国人土地法による規制があって外国人が保有する権利があっても一定の条件がついていたりしながら、自国の土地やそこから有する資源は基本的には自国民のものであるという意識のもとしっかりとした法律が定められています。

しかし日本にはこうした法律が全く無く、さらに土地の地積調査が48%ぐらいしか進んでないといいます。
しかも国家は誰が何の目的でどれだけ所有しているのかという仕組みも無いと専門家はいいます
日本の土地に対しての考え方が実際には土地所有権力の強さはほぼ絶対不可侵に近く私的権利はかなりどこまでも主張されるといいます。
要するに、現在、土地の所有者が誰で何の目的でどれぐらい土地を持っているのかという情報は政府や国家はほとんどわからないという具合であり、その土地をどういう風に使おうかは極端な話不可侵であるということなのです。

いつの日かひっそりと過疎化する田舎の山林や森林が外国人の手により水脈になる生命維持の為の水源森林や農耕地等が他国の資本に買い占められ、ライフラインである水脈を断たれたり、食料を得る為の農耕地が外国資本になり食料が日本人が自分の国で作れないという事態が起こり、日本の国土がお金で買い占められ、日本ではなくなり日本として主権を握れなくなる日が来るかもしれません。
せめて外国人土地法の存在を我が国の国民が知っておき、外国並みの制度を整えるぐらいの事はしておいてもいいのではと考えるのですが、、
グローバル化する資源確保の争いの中、日本の土地が標的にならないように願うばかりです。





参考・引用文献:   奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている』(平野秀樹/安田喜憲 新潮社 2010年



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