THE SALON STYLE JOURNAL

ART

DEREK GORES

ひときわ次元が違う世界観をスクラップ、インターネットの写真や地図など、様々な素材をキャンバスに貼り付けて表現された繊細なちぎり絵の作風は 今まで見たことのないコラージュ・アートの世界を繰り広げる NY 生まれのアーテイスト Derek Gores 
そのアナログながら絶妙な色彩感覚やバランス感覚で織りなす作風は 計算された「意図的」な表現と、偶然が生み出す「ランダム性」のある表現で、かの日本のちぎり絵で有名な山下清をもイメージさせてくれます。
ただ明らかに山下清との違いは 作風が圧倒的に女性を描いたものが多く、凛とした「美しさや強さ」が感じられる女性たちが、洗練された色彩や構図の中で際立っています。 華やかさと静けさが共存し、ちぎり絵とは思えないほど圧倒的な作品のエネジーを感じ取れることしょう。











  • 2016.4.17