ART

ジョージア　オキーフのポートレート写真

アルフレッド･スティーグリッツ　（1864年1月1日-1946年7月13日　）「近代写真の父」と呼ばれ、総合芸術誌 『Camera Work』 を創刊し、写真だけでなくピカソ、マティス、ロダン、ピカビアらヨーロッパの芸術家のモダン･アートも紹介し、自らギャラリーを経営しアート全般のオーガナイザー的存在であった彼だが、ジョージア･オキーフのポートレイトを1917年から73歳でカメラを置く1937年まで撮影し続けていた。
当時、画家であったジョージア･オキーフはモダニストとして名高く、数多くの写真家によるポートレイトが残されている。アンセル･アダムス、エリオット･ポーター、トッド･ウェッブ、アーヴィング･ペン、アーノルド･ニューマン、ユサフ・カーシュなどが彼女をこぞってとっているが、しかし、後、彼女の夫となるアルフレッド･スティーグリッツが撮りおろしたオキーフの写真は特別である。
オキーフが彼女の最初の単独展覧会が開催されたスティーグリッツが運営するギャラリー "291" を再訪した時から、後に妻となる1924年までにすでに350枚もの写真を残していて、1921年にはスティーグリッツの写真作品の展覧会が開催されており、それらの写真の中にはヌードを含むオキーフのポートレイトが含まれ、身体のフォルムに焦点をあてた"ストレート･フォトグラフィー"の評価以外に、57歳のスティーグリッツと34歳のオキーフによるスキャンダラスなラブ・アフェアとの評判もあったようであるが、オキーフの作品にもこれらはかなり影響を及ぼしており、特にNYの郊外であるジョージ湖で共に暮らした時期の作品はお互いが新しい作品を作り出した事でも有名で、この時期にとられた作品のオキーフの手の写真はアメリカの切手にもなったほど有名な作品。
まさに珠玉のポートレイト写真

• 2014.3.12