THE SALON STYLE JOURNAL

INFLUENCE

80' summer of illustrations

時代に伴いファッション、アート、音楽、カルチャーは何度もリバイバルされていますが、あらゆるカテゴリーで世界的にもまだまだ、80'90'年代のストリートカルチャーのエッセンスが多様化し、さらに進化?(再認識?再構築?)として エスニックやボヘミアン、hippie、ハードロックなどのキーワードを再認識などとともに今後は70'年代カルチャーのエッセンスもMIXしていく流れなようで その中でも近年の日本の音楽業界も80'90'初頭を意識したフィードバックはソフト面では音楽性やハード面ではアルバムのアートワークにも色濃く現れてると感じます。 特に多感な時期に体感している、80'の流れは懐かしくもあり、ダイレクトな世代なのか今聞いても やはり軽快で洒落たリリックが心地よくて まさに夏のBGMには欠かせません。 説明不要ですが、日本のAORにおいては 最近、没後に数多くの未発表曲を集めたアルバムを出した、大瀧詠一やまだまだ現役で精力的に活動している、山下達郎などのレジェンドがクローズアップされている。 そのAORのエッセンスを今の時代にフィットさせ継承する サニーデーサービスの曽我部恵一もまた 通常以上にかなりの制作期間を経て、最近リリースした新譜も時代にマッチした洗練された楽曲を発表しています。 そんな流れで、おそらく曽我部恵一自身も何らかのオマージュもあるのだろうか? 音もさながらセレクトしたアートワークがシンプルに80'の夏そのものです。 その夏の80'AOR アルバムアートワークと言えば、外すことのできない有名な日本が誇るレジェンドイラストレーターがいます。 大瀧詠一であれば=永井博、山下達郎であれば=eizinこと鈴木英人 の二人 このコンビネーションは、バブル期に青春を送った世代や団塊ジュニアの世代は誰もが夏であれば一度は耳にしたり 見たことがあることでしょう。 その作風は70年代アメリカウエストコーストの風景イラストをモチーフにしたアルバムが数多くは発表されています。 個人的には鈴木英人に関しては 80年代に送還されてたFMステーションの表紙や、今やアナログになってしまうカセットテープ レーベルのイラストは今見ても新鮮でハッとさせられます。
双方のイラストは一瞬みれば似ているようにも感じても、その個性ある繊細で大胆なタッチとカラフルな色彩の作風は見れば見るほど違いは一目瞭然。  ただ、ひとつ共通しているのは、老若男女問わず、思わず渇いた夏の空気感を感じに南国の海へ旅をしたくなる事でしょう。 それは まさに A LONG VACATION  ...
HIROSHI NAGAI 








EIZIN SUZUKI








  • 2016.8.21