THE SALON STYLE JOURNAL

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Matternet 〜新しい輸送システム〜

人類はここ10年で飛躍的に発展した携帯電話やnetによるテクノロジーで知や情報というものを通信したりシェアできる様になりました。
しかし、フィジカルな流通と言う手段に置いては未だテクノロジーを駆使できていないのが現状の様です。

例えば山間部の山村にモノを送ったり、雨期により道路が遮断されてしまう場所に輸送したり、都市部に目を移しても地上を張り巡らす道路は整備されていたとしても渋滞などにより流通はスムーズとは言いがたい状況にあります。

その状況に最新テクノロジーを使い改善するシステムを作り上げ新しい輸送手段を構築しようと考えているのがmatternet systemを率いるアンドレアス・ラプトポウラス

matternet systemは電気無人飛行体を使い、低空層を行き来する自律電気飛行体での新しい輸送ネットワークシステムを使い、必要としている人へ、薬、食料、必需品などを届ける全く新しいシステムを提案しています
要には無人飛行機を使い、空から輸送しようと言うシステムです。

例えば サハラ以南のアフリカでは 雨期には 85%の道が 利用不可能になります 投資はされているものの 今のままでは 作業が追いつくのには50年かかると予想されています
そういう状況下の地でもテクノロジーを駆使したインターネットや携帯電話などの通信システムの様に新しい輸送システムを構築できれば薬や、医療サンプルなど運ぶ事ができれば、従来の様に時間がかかる整備されていない道路と言う輸送路などを使わずに迅速に対応できる事ができます
さらに山間部や飛び地など輸送に大変な土地も生活必需品を手に入れたり売り物を市場へ送れ継続的な収入を得ることも可能となります。

もう既に地震後のハイチでの避難キャンプで実験済みで主要なテクノロジーの提案や立案を具体的に構築しています
そのシステムは3つの主要なテクノロジーに支えられており

1つ目は 自律電気飛行体を駆使する事で最終的に 荷物の重さ 飛行距離によって無人飛行体を使い分け、飛行体には GPSや様々なセンサーが搭載され実質な荷物を運びます

2つ目は 地上自動基地を中心として飛行体は地上基地間を飛行を行い、着陸 電池交換をすべて自動で行い、荷物の受け渡し場所として商業の中心地になっていくとの事
3つ目は ネットワーク全体を管理する制御システム
これは各基地から観測している気象情報を元に危険な天候を避けるだけでなくネットワーク全体のリソースを最大限に活用して最適な飛行経路が選択されます

この新しい輸送システムのmatternetは山間部や過疎地と言った場所ではなく大都市部でも道路とインターネットの間に存在する新しい輸送ネットワークとしての機能も提案しています

まだ実験段階のこの構想ですが、例えば私たちは今、amazonなどでネット販売でモノを変えますが、商品などが手元に届くまでやはり幾ばくかの時間を有します
オーダーは1秒ともかからないのにモノが届くのに24時間以上かかるというモノを埋める確実にネット社会が産んだ実質なフィジカルなものの輸送と言う問題のギャップを埋めるものとなるシステムになる気はします









The Matternet Vision from Matternet on Vimeo.

  • 2014.3.27