THE SALON STYLE JOURNAL

INFLUENCE

DJ Shadowのplayはtoo future?

2012年の12月の暮れMIAMIのクラブMANSIONでメインイベンターDJ SHADOWのプレイが"too future"という理由でイベントプロモーターからプレイの途中で止めさせられたというニュースが話題になっていました
その時のセットがサウンドクラウドで出ていたので聴いてみると"FUTURE"だけども"TOO"ではなくさすがDJ SHADOWかっこいいセットとおもわれるものでした
確かにDJとしての掟破りな全く合ってない BPM 、そしてディストーションのかかった不穏なシンセ、これまた掟破りな、いったん音をとめてから次の曲をかけるという事も行われているし、さらにこれに挿入される、不協和な SEとテクニカルなとこを見れば確かにまあプロモーター側から何かヤバいっていうかんじで強制終了させたのだと思うのだろうが
このセット自体は全てはミニマルに収まっていてその掟破りなプレーはどちらかというと新鮮でかっこいいものとしか映らないのが率直な感想だ。
先端のサウンドは常に社会や経済、テクノロジーと共にあり、インターネットの普及によりインターネットによる楽曲配信が、CDセールスに変わったことにより、人々に感情的変化が生まれた「ミニマル」は、まさにインターネット時代の音楽のスタンダードと化しているのではとおもうし、情報のデジタル化と社会の変化により、人々の価値観は変化している
もともとDJ Shadowはあらゆるジャンルの音楽を取り入れながらも全くのオリジナルのフィールドを開拓しながらターンテーブルとサンプラーを楽器として扱い、後にトリップ・ホップ、アブストラクト・ヒップホップと呼ばれる新しいジャンルを作り上げた人物だし。英国音楽誌「NME」は彼を「ギターをサンプラーに持ち替えたジミ・ヘンドリックス」と表現しているように最先端の担い手であるしその嗅覚や時代をいち早く読み解きプレイする彼であることさらクラブに詰めかけた客は彼の先端のプレーを楽しみにしてきたはず。
レポートではtoo futureでコマーシャルナイズされたプレーではないという理由だけども彼をブックするという意味自体をあまり深く考えずお客が集まるだろうお金儲かるだろうとDJ Shadowの名前に乗っかった方に非があるのではないかと考えるし、時代について来れてないのはこのプロモーターの方ではないのでは?と考えてしまう。さらに昨今のクラブシーンのシステムにも問題が出ているのではないかと思う。現在のクラブシーンは水商売体質に陥ってしまい先端音楽産業ではなくなってきておりDJプレーヤーやプロモーター、されにはそれを楽しむ人々とのギャップが生まれ今回の様な件が起きたようにも思える
ちなみにDJ SHADOWは後日、twitterで「地球上のすべての金持ちクラブから追い出されても構わない。DJとしての誠実さを犠牲にすることはしない... 絶対にね。」としている。







  • 2017.4.04