THE SALON STYLE JOURNAL

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SF MOVIE 元年?

SFと聞けば、多くの人が最近全世界に配信されたスターウオーズを連想されるでしょう。言わずと知れたジョージルーカスが構想、制作総指揮をして1977年からシリーズが始まった、アメリカを代表するSF映画。その余波なのか、はたまた昨今の宇宙に対しての関心が一般的にも高まってるのもあるからだろうか、最近数々のメデイアや映画評論家などが様々なSF映画を取り上げたトピックスを日本ではよく目にします。2018年にはブレードランナーの続編も決定し、最近ランクアップしたりまさにSF映画元年?とも言えるでしょう。
SFファンならベーシック中のベーシックな知識とされていますが。奇才スタンリー・キューブリック『2001年 宇宙の旅』(1968)、それに対抗するようにソ連時代のSF映画 アンドレイ・タルコフスキー『惑星ソラリス』(1972)、その後も­リドリー・スコット『ブレードランナー』(1982)など映画史に輝くSF映画の名作、傑作­が生まれています。
更には 最近話題のブレードランナーの9年前に製作され 幻のSF映画で奇跡の日本劇場公開とされる。37歳の若さで16年間で作品を44本よに発表しニュージャーマンシネマの奇才とも言われ、没後もその才能を惜しまれた、ドイツ映画監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが描いた 日本語タイトル『あやつり糸の世界』が最注目されています。その歴史に連なる先鋭的で鋭敏な時代感覚と普遍的なメッセージが込められ、社会を挑発し続けたファスビンダー。特筆すべきは 映像ビジュアルが鏡を多用したり、奏でる電子音が絶妙なバランスで絡まり合う 模造の世界が 現代でも鮮烈な印象を与えている。このSF映画が70年代初めに西ドイツで作られていたのがSF映画の中でも とても希少な作品としてトピックされているのも納得が出来る秀作として評価されています。

https://youtu.be/URq7m3-SOtA
少しファッション的な切り口のSF映画で言えば、ジャン=リュック・ゴダール監督の『アルファヴィル』やフランソワ・トリフォー監督の『華氏451』 などのヌーベルヴァーグでフランスから映画に革命を起こした2人の巨匠が アンニュイな恋愛映画でなくSFというものを芸術ジャンルに押し上げた役割を果たしていたのも興味深いものです。このようにSF映画の歴史を辿るとベーシックな作品がなければ その描かれたヴァーチャルリアリテイーによる多層世界は昨今のSF映画 『マトリックス』や『インセプション』は誕生してなかったかもしれません。様々な分野もそうですが、時に物事を掘り下げて見たりするのも その国々の時代における歴史的背景や当時のカルチャー、ファッションが垣間見れたり感じ取れたり新たな発見があったり、ほんの少し見る視点を変えれば、やはり探究心を掻き立てれることは日常に溢れています。

  • 2016.3.12